ディフェリンゲル0.1%とは?
毛穴詰まり・ニキビの根本にアプローチする外用レチノイド
内服/外用薬解説

繰り返す白ニキビ・黒ニキビ、毛穴のざらつきや開き…そんなお悩みを根本からケアしたい方に。
ディフェリンゲル0.1%は、毛穴詰まりの改善や炎症の抑制、ターンオーバーの正常化を促す「外用レチノイド製剤」です。
ニキビの初期段階=面皰(コメド)を防ぐことで、ニキビの“はじまり”を抑制し、つるんとなめらかな肌へ導きます。内服薬(シナール・グルタチオンなど)との併用で、ニキビ・毛穴・肌のざらつきに多角的にアプローチできるのも特長。
“今ある肌トラブル”と“できにくい肌づくり”の両方をかなえてくれる、スキンケア治療薬です。
ディフェリンゲル0.1%の特徴は?
- 毛穴の詰まりを防ぎ、ニキビの初期段階「コメド」の発生をブロック
- 表皮の代謝(ターンオーバー)を促進し、肌のざらつき・ニキビ跡にもアプロー
- 抗炎症作用で、赤ニキビや炎症の悪化も予防
- 長期使用で毛穴の引き締めや肌のなめらかさUP
- 外用レチノイドの中でも比較的マイルドで、継続しやすい
ディフェリンゲル0.1%の作用メカニズム作用メカニズム
毛穴の詰まりを防ぐ
ディフェリンは、肌のターンオーバー(角質の生まれ変わり)を促進して、古い角質が毛穴に詰まるのを防ぎます。これにより、ニキビの初期段階=「面皰(コメド)」ができにくくなります。
抗炎症作用
赤ニキビの原因になる「炎症性サイトカイン」の働きを抑え、ニキビの悪化を防ぐ効果もあります。継続的に使うことで、赤みや炎症が起きにくい肌へと導きます。
ニキビ跡・ざらつきケアにも
ディフェリンは表皮の代謝を活性化させるため、ニキビ跡やざらつきの改善にもつながります。継続することで、なめらかで均一な肌に近づいていきます。
ディフェリンゲル0.1%の使用方法とポイント
ディフェリンゲル0.1%は、夜のスキンケアに取り入れていただくのが基本です。洗顔で肌を清潔に整えたあと、タオルでやさしく水分をふき取り、肌がしっかり乾いた状態になってから塗布してください。ニキビや毛穴詰まりが気になる部分に、薄く、やさしくのばすのがコツです。
初めて使用する方は、肌が少しピリついたり乾燥を感じやすくなることがあります。そんなときは、2〜3日に1回からスタートして、肌が慣れてきたら毎晩の使用に切り替えていきましょう。
塗布後は、保湿剤を重ねてうるおいをしっかりキープするのがおすすめ。日中は紫外線の影響を受けやすくなるため、必ず日焼け止めを使うようにしましょう。肌のターンオーバーを整える薬だからこそ、やさしく丁寧なケアを意識して使っていくのがポイントです。
ディフェリンゲル0.1%のの使用上の注意点と副作用
ディフェリンゲル0.1%を使い始めたとき、多くの方が最初に感じやすいのが乾燥や赤み、ひりつき、皮むけといった刺激症状です。これは「A反応(レチノイド反応)」と呼ばれ、肌が薬に慣れるまでの一時的な反応とされています。多くの場合、使用を続けて2〜4週間ほどで自然に落ち着いてくることが多いですが、無理せず様子を見ながら使うことが大切です。
また、ディフェリンを使っている期間中は、肌が紫外線の影響を受けやすくなるため、日中は必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。紫外線対策を怠ると、逆にしみや色素沈着を招くことがあるため注意が必要です。
もし肌荒れがひどくなったり、敏感な状態が続く場合は、無理をせずに一度使用を中止し、皮膚科医に相談してください。肌としっかり向き合いながら、安心して治療を進めていきましょう。
ディフェリンゲル0.1%はこんな人におすすめ!
- 白ニキビや黒ニキビが繰り返しできてしまう方
- 毛穴の詰まりや開き、ざらつきが気になる方
- ニキビ跡や肌の凹凸が気になってきた方
- スキンケアでは効果が実感できなかった方
ディフェリンゲルは、ニキビの「できにくい肌づくり」をサポートしてくれるお薬です。内服薬とあわせて活用することで、総合的な肌質改善が期待できます。医師の指導のもと、じっくり取り入れてみてくださいね
皮膚科:メディカルスキンケア【毛穴・ニキビ】
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