ダイエット内服薬は本当に効く?医師が処方するメディカルダイエットを徹底解説
美容薬剤師が教える!美容/痩身/育毛/ホルモンケア
「食べる量を減らしても、運動しても、全然痩せない…」
「お腹が空いて、つい食べ過ぎちゃう」
「せっかく痩せたのに、またリバウンドしちゃった」
こんな悩み、すごくよくわかります。ダイエットって、思っている以上に大変ですよね。
最近、「メディカルダイエット」という言葉を聞いたことはありませんか?
これは、医師が診察して、あなたに合った薬を出してくれるダイエット方法なんです。
「GLP-1ってよく聞くけど、何?」「薬を飲んで痩せるって、本当に大丈夫なの?」「副作用が心配…」
そんな不安や疑問を持っている方も多いと思います。
今回は、美容薬剤師として、ダイエット内服薬について、わかりやすく、そして正直にお話しします。薬を使ったダイエットの効果や注意点、脂肪にどうやって働きかけるのか、安心して飲んでいただける内容にしましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
メディカルダイエットって何?普通のダイエットと何が違うの?
メディカルダイエットは、医師の力を借りて行うダイエットのことです。「ただ体重を減らす」だけじゃなくて、健康に気をつけながら、ちゃんと医学の知識をもとに痩せていく方法なんです。
自分だけで頑張るダイエットとの一番の違いは、専門知識を持った医師が、あなたの体の状態をしっかり診て、あなたに合った内服薬を出してくれることです。
どうして医師の処方が必要なの?
ダイエットの内服薬は、体の中の食欲や代謝(エネルギーを使う力)に直接働きかけるお薬です。だから、自分の判断で勝手に使うのは、実はとっても危険なんです。
医師に診てもらって、ちゃんと処方してもらうことで、効果をしっかり出しながら、副作用のリスクも小さくできるんですね。
どんな種類のダイエット内服薬があるの?それぞれの効果は?
メディカルダイエットで使われるお薬には、いくつか種類があります。それぞれ体への働き方が違うので、医師があなたの体質や目標に合わせて選んでくれますよ。
GLP-1を使ったお薬
今、すごく注目されているのがGLP-1というお薬です。GLP-1は、もともと私たちの体の中にあるホルモンで、ごはんを食べたあとに出てきて、血糖値(血液の中の糖分の量)をコントロールしてくれています。
GLP-1の主な効果
- お腹が空きにくくなる:脳の「お腹いっぱい」と感じる部分に働きかけて、自然と満腹感を感じやすくしてくれます
- 胃をゆっくり動かす:食べたものがゆっくり消化されるので、満腹感が長続きします
- 血糖値の急な上昇を防ぐ:脂肪がたまりにくい体の環境を作ってくれます
「我慢してるのに、どうしても食べたくなっちゃう」っていう辛さから解放されるのが、GLP-1の大きな魅力です。食べる量を無理なく減らせるから、自然と食事で摂るカロリーが減って、効果を感じやすいんですよ。
糖を外に出してくれるお薬(SGLT2阻害薬)
私たちの体は、腎臓で一度「糖分」を取り戻そうとする働きがあります。このお薬は、その働きをストップさせて、余分な糖をおしっことして体の外に出してくれるんです。研究によると、1日で約240〜400kcal分の糖を出せることが報告されていて、ごはん茶碗1杯分くらいのカロリーを減らせる計算になります。
もともとは糖尿病の治療で使われていたお薬ですが、体重が減る効果もあることがわかって、今ではダイエットでも使われるようになりました。
「甘いものがどうしてもやめられない」「ごはんやパン、麺類が大好きで我慢できない」っていう人に特に向いています。
ただし、おしっこに糖が出るので、膀胱炎などの感染症になりやすくなったり、水分が足りなくなったりすることがあります。だから、お水をしっかり飲むことや、医師の指導を守ることがとっても大切なんですよ。
漢方で体質から整えるお薬
体の「巡り」を良くして、代謝を高める漢方薬もあります。東洋医学では、「気・血・水」の流れが滞ると、太りやすくなったり、痩せにくくなったりすると考えられています。
漢方は、あなたの体質に合わせて処方されるので、「水太りタイプ」「ストレス太りタイプ」「冷え太りタイプ」など、それぞれに合ったお薬があります。
代表的な漢方薬
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):お腹周りの脂肪が気になる、便秘がちな人に
- 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう):むくみやすい、疲れやすい人に
- 大柴胡湯(だいさいことう):ストレスで食べ過ぎてしまう人に
「運動を頑張ってるのに、なかなか体重が減らない」「手足が冷たくて、代謝が悪いのかも」っていう人は、体質改善から始める漢方が向いているかもしれません。
ただし、漢方だからといって副作用がないわけではありません。人によっては胃のむかつきや下痢などが出ることもあります。
メディカルダイエットとして使う場合は、医師に診てもらって、あなたの体質に合ったものを選んでもらうのがおすすめです。体調をしっかり見守ってもらいながら、安全に使っていくことが大切なんですよ。
ダイエット内服薬の副作用って?気をつけることは?
どんなお薬にも、副作用(体に出る望ましくない症状)のリスクはあります。ダイエットの内服薬も同じです。だからこそ、医師の診察と処方が必要なんですね。
よくある副作用
GLP-1を使ったお薬の場合
- 吐き気や胃のむかつき(特に飲み始めのころ)
- 便秘や下痢
- 頭痛やめまい
これらの症状は、多くの場合、体が慣れてくると軽くなっていきます。でも、症状がきつかったり、長く続いたりする場合は、すぐに医師に相談してくださいね。
糖を外に出すお薬(SGLT2阻害薬)の場合
- おしっこの回数が増える
- 膀胱炎などの感染症になりやすくなる
- のどが渇きやすくなる、体の水分が足りなくなることがある
お水をこまめに飲むことや、トイレを我慢しないことで、これらの症状を予防できますよ。
こんな人は注意が必要です
内服薬を使ったメディカルダイエットは、誰でもできるわけではありません。
- 赤ちゃんを妊娠中・授乳中の方
- 肝臓や腎臓に重い病気がある方
- ほかのお薬を飲んでいる方
- BMI(体格指数)がすごく低い方
必ず医師の診察を受けて、自分の体の状態に合った方法を選ぶことが大切です。
メディカルダイエットを成功させるコツ
ダイエット内服薬は「飲むだけで痩せる魔法の薬」じゃありません。効果をちゃんと出すためには、生活習慣を見直すことも大事なんです。
食事を工夫しよう
内服薬で食欲が抑えられても、栄養のバランスは大切です。
- タンパク質をしっかり摂る(お肉、お魚、卵、豆腐など)
- 野菜や海藻で食物繊維を補給
- 糖質は、玄米や全粒粉のパンなど、血糖値が急に上がりにくいものを選ぶ
- 脂っこい食事は控えめに
無理のない運動を取り入れよう
脂肪を効率よく燃やすには、軽い運動も取り入れましょう。
- ウォーキングやジョギング
- 筋トレで基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)をアップ
- ストレッチで血の流れを良くする
激しい運動は必要ありません。自分のペースで、無理なく続けることが一番大切です。
定期的に医師に診てもらおう
メディカルダイエット中は、定期的に医師に診てもらうことがとても重要です。体重の変化だけじゃなくて、副作用が出ていないかチェックしたり、お薬の量を調整したりしながら、安全に進めていきましょう。
【実例紹介】メディカルダイエットで変わった方々の体験談
実際にメディカルダイエットに取り組んだ方々の声をご紹介しますね。
30代女性の場合
長い間、食欲をコントロールできなくて、何度もリバウンドを繰り返していました。医師に相談してGLP-1の内服薬を始めたところ、「自然と食べる量が減って、無理なく続けられた」そうです。3ヶ月で5kgの減量に成功して、体脂肪率も標準くらいになりました。
40代男性の場合

仕事が忙しくて外食ばかりの生活が続き、気づけば体重が10kg以上増加。「このままじゃダメだ」と思い、メディカルダイエットを決意しました。
医師の処方でGLP-1のお薬を始め、食事も少しずつ見直していったところ、半年で8kg減量に成功。
「スーツがまた着られるようになった」
「疲れにくくなって、仕事のパフォーマンスも上がった」
と、体の変化を実感しているそうです。
美容薬剤師からのアドバイス
ダイエット内服薬は、正しく使えば、あなたの頑張りをしっかり助けてくれます。でも、「薬を飲めば勝手に痩せる」っていう考え方は危険なんです。
- 必ず医師の診察を受けて、処方してもらうこと
- 自分の判断で海外から個人輸入したり、量を勝手に増やしたりしないこと
- 副作用が出たら、すぐに医師に相談すること
- 食事と運動の改善も、一緒に頑張ること
メディカルダイエットは、あなたの努力をサポートするためのツールです。医師と二人三脚で、健康的に理想の体型を目指しましょう。
それから、費用についても事前に確認しておきましょうね。ダイエット目的の場合は保険が使えない自由診療になるので、多くのクリニックでは税込価格をちゃんと教えてくれます。お薬の種類や期間によって費用が変わってくるので、無理なく続けられるか考えることも大切です。
「痩せたい」って思う気持ちは素敵なことですが、一番大事なのはあなたの健康です。焦らず、安全に、そして確実に、理想の自分に近づいていきましょう。
まとめ
ダイエット内服薬を使ったメディカルダイエットは、今までの「ひたすら我慢する」ダイエットとは、まったく違うアプローチです。
GLP-1をはじめとする内服薬は、食欲や糖の吸収をコントロールして、無理なく健康的に体重を落とすサポートをしてくれます。ただし、効果を実感するためには、医師の処方と指導のもとで、正しく使うことが絶対に必要です。
「何度もダイエットに失敗してきた」「もう自分では痩せられないかも」って諦めていた方こそ、一度メディカルダイエットを考えてみてください。
美容薬剤師として伝えたいのは、無理な我慢じゃなくて、ちゃんとした医学の知識に基づいた方法で、あなたの体に寄り添ったダイエットを選んでほしいということです。
ダイエットは、一人で頑張るものじゃありません。あなたの「本気で変わりたい」っていう気持ちを、医学の力でしっかりサポートします。
まずは、信頼できる医師に相談することから始めてみましょう。一歩踏み出す勇気が、きっとあなたの未来を変えてくれますよ。
監修:美容薬剤師 吉竹麻由子

