【美容薬剤師監修】ニキビ跡を治す方法|おすすめの美白成分・医療ケアも紹介
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「ニキビ跡がなかなか消えない…」そんなお悩みを抱えていませんか?
赤みや茶色い色素沈着、凹凸が残った肌を前に、「これってもう治らないの?」と不安になってしまう方も多いはずです。実は、ニキビ跡にはいくつかの種類と原因があり、それぞれに合った対処法があります。
この記事では、美容薬剤師の視点から、ニキビ跡を治すために必要なスキンケア成分や医療の選択肢、ケアの注意点までをやさしく解説。トラネキサム酸やビタミンC、ハイドロキノンなどの美白有効成分も詳しくご紹介します。
「ニキビ跡を本気で治したい」と思ったら、まずは正しい知識から始めてみましょう。
「この跡、いつまで残るの?」ニキビが治っても消えない“色”と“跡”の悩み
ニキビ跡を治すためには、まず“自分の跡がどのタイプか”を知ることが大切です。 見た目は似ていても、赤み・色素沈着・凹凸ではケアの方向性がまったく異なります。
ニキビ跡の種類と原因|まずは自分の跡を知ろう
【主なニキビ跡のタイプと原因】
- 赤み(炎症後紅斑) 炎症によって毛細血管が拡張して起こるタイプ。肌表面は滑らかでも、うっすらと赤みが残ります。
- 茶色い色素沈着(炎症後色素沈着) ニキビの炎症によりメラニンが過剰に生成・沈着した状態。紫外線や摩擦で悪化しやすく、そばかすや肝斑との見分けが難しいことも。
- 凹凸・クレーター(萎縮性瘢痕) 炎症が真皮層まで達し、肌組織が破壊された結果生じるタイプ。ホームケアでは改善が難しく、医療的な対応が必要です。
ニキビ跡を治す!おすすめの美白有効成分とケア方法
ニキビ跡を治すには、肌状態に合わせて正しい成分を選び、継続してケアしていくことが基本です。。
ビタミンC誘導体
抗酸化×美白×毛穴ケア メラニンの生成を抑制し、還元・排出を促す多機能成分。ニキビ跡の色素沈着だけでなく、毛穴の開きやくすみ、皮脂トラブルにも効果的です。安定性・浸透性の高い誘導体タイプが◎。
ハイドロキノン
出来てしまったシミ”に強力アプローチ メラニン生成を強力にブロックする高濃度美白成分。特に濃い色素沈着に有効ですが、刺激が強いため使用には注意が必要。市販では2%以下の低濃度が主流で、医師の指導のもとで使用するのが安心です。
トレチノイン
肌再生を促す医療用成分 ターンオーバーを促進し、メラニン排出をサポート。コラーゲン生成作用もあるため、凹凸タイプのニキビ跡にも使用されます。ハイドロキノンと併用されることもあり、医療機関での処方が基本です。
内側からのニキビ跡ケアも重要
ニキビ跡の改善には、体の内側からの栄養サポートも役立ちます。
肌の再生やターンオーバーを整え、メラニンの排出や炎症の回復をサポートする成分を意識的に取り入れることが大切です。
- ビタミンC・ビタミンE:抗酸化・美白サポート
- L-システイン:ターンオーバーの促進、メラニンの排出補助
- 鉄・亜鉛:肌の修復・炎症回復をサポート
サプリメントや処方薬で補うことで、外側からのスキンケアとの相乗効果も期待できます。
ニキビ跡ケアで気をつけたい落とし穴
「少しでも早くニキビ跡を治したい…」そんな気持ち、とてもよくわかります。
でも、焦って間違ったケアをしてしまうと、逆にお肌を傷めてしまうこともあるんです。
ここでは、美容薬剤師の視点から、ニキビ跡ケアでついやってしまいがちな“落とし穴”をやさしくお伝えします。
高濃度の成分を自己判断で使うのはNG
「効果が高いなら早く治るかも」と、いきなりハイドロキノンや高濃度ビタミンCを使っていませんか?
実は、こういった成分は肌への刺激も強く、赤みやかゆみ、皮むけなどのトラブルにつながることも。
とくに敏感肌の方は、使う前にパッチテストをしたり、濃度の低いものから始めるのが安心です。
紫外線対策は忘れずに
美白ケアをしているお肌は、とてもデリケート。
ちょっとの紫外線でもメラニンが活性化して、せっかくのケアが台無しになってしまうこともあります。
日焼け止めは毎日塗るのが基本。外に出るときは帽子や日傘も取り入れて、お肌を守ってあげてくださいね。
ピーリングやこするケアは控えめに
「古い角質を落とせば、肌が生まれ変わるかも!」
そう思って、スクラブや強めのピーリングを繰り返していませんか?
でも実は、こうしたケアは肌のバリアを傷つけてしまい、炎症や色素沈着、さらには肝斑を悪化させてしまうこともあるんです。
ニキビ跡が気になるときこそ、やさしく洗って、しっかり保湿することが大切です。
ニキビ跡ケアの医療成分は、使い方ひとつで効果が変わります
ハイドロキノンやトレチノインなど、ニキビ跡の色素沈着やクレーターの改善に使われる医療成分は、正しく使えば非常に効果的なアイテムです。
でも
- 「どのくらいの期間、使い続けるのがいいの?」
- 「朝と夜、どちらに塗るのが効果的?」
- 「日中は紫外線対策ってどの程度必要?」
こんな疑問を抱えたまま自己流で進めてしまうと、思うような効果が出ないばかりか、かえって肌に負担をかけてしまうこともあるんです。
特にハイドロキノンやトレチノインは、紫外線の影響を受けやすい繊細な成分。使い方のルール(塗布のタイミング・使用頻度・紫外線対策など)を守ることが、肌トラブルを防ぎ、しっかり効果を出すためのカギになります。
「せっかく頑張ってるのに、逆に悪化してしまった…」そんな悲しい思いをしないためにも、不安なときや迷ったときは、医師や美容薬剤師に相談することが大切です。
正しい使い方を知ることが、ニキビ跡を治すいちばんの近道になるはずです。
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いちばん大切なのは、「正しい一歩」を踏み出すこと
肌は、毎日少しずつ変わっています。
「このままで大丈夫かな…?」と不安に思ったその瞬間こそが、ケアを見直すチャンス。
まずは、無理のない範囲で、自分の肌に合ったケアを見つけることから始めてみてください。
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監修:美容薬剤師 吉竹麻由子