肝斑はどうやって治す?間違った対処で悪化させないために|美容薬剤師がやさしく解説
美容薬剤師が教える!美容/痩身/育毛/ホルモンケア

「肝斑ってどうやって治すの?市販の美白化粧品で効果ある?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
肝斑は、紫外線やホルモンバランス、摩擦などが重なって起こる“難治性のシミ”。自己判断でのケアではかえって悪化してしまうこともあります。この記事では、美容薬剤師の視点から、肝斑を治すために本当に効果的な方法や、内服・外用薬の正しい選び方、やさしいスキンケア習慣までを丁寧に解説していきます。
肝斑を治すには何から始めればいいの?
「何を使えば効果があるのか分からない」「治すために何がベストなのか迷う」――そんな声をよく耳にします。
肝斑の治し方には、いくつかのアプローチがありますが、大切なのは【刺激を避けて、根本から改善する】という考え方です。とくに、誤った方法では肝斑が悪化することもあるため、しっかりと原因を知ったうえで治療に取り組むことが大切です。
肝斑の治療って何をすればいいの?よくあるお悩み
- 何を使えば効果があるのか分からない
→美白クリーム・内服薬・レーザーなど、選択肢が多すぎて迷う。 - レーザー治療で逆に悪化すると聞いて不安
→通常のシミとは異なり、強い刺激が逆効果になるケースも。 - 一度薄くなっても再発してしまう
→また出てきたらどうしよう…と継続的なケアが不安。 - 医療が必要なのか、市販で治せるのか分からない
→病院に行くべき?それとも市販薬で様子を見る? - 肝斑と他のシミの見分けがつかない
→正確な診断ができず、誤ったケアで悪化してしまう心配も。
【シミの種類を見分けたい方へ】肝斑・そばかす・老人性の違いとは?
なぜ肝斑は“治りづらいシミ”と言われるの?
肝斑って、「一度治っても、また戻ってしまう…」というお声をよく聞きます。実はこれには、ちゃんと理由があるんです。
まず、肝斑は女性ホルモン――とくにエストロゲンやプロゲステロンの影響をとても強く受けるタイプのシミなんですね。
妊娠中やピルを服用しているとき、更年期など、ホルモンバランスが変わるタイミングで、肝斑が出てきたり濃くなったりするのはそのためです。
肝斑が繰り返しやすいのは、外的刺激にも弱いから
さらに、紫外線や摩擦、ストレスといった外的な刺激も加わることで、色素細胞(メラノサイト)が過剰に働いてしまい、メラニンがどんどん作られてしまう…そんな悪循環に入ってしまうと、治すのに時間がかかるのです。
だからこそ、「一度よくなったから終わり!」ではなく、その後も続けていくケアがとても大切。紫外線対策ややさしいスキンケア、ストレスをためない生活習慣など、肝斑を“再発させない肌環境”を整えていくことが、長くきれいなお肌を保つコツなんですよ。
肝斑を治すために有効な治療法は?
内服薬(飲み薬)で内側から肝斑を治す
- トラネキサム酸
→肝斑治療の中心。メラニン生成を抑制し、炎症も和らげます。 - ビタミンC
→抗酸化作用で色素沈着を予防&還元。 - L-システイン
→メラニンの排出を促し、肌の代謝をサポート。
▶ ※効果が出るまでには2〜3ヶ月以上の継続が必要です。
外用薬(塗り薬)で肌に直接作用させて肝斑を治す
- ハイドロキノン
→メラニン生成の抑制(医師の指導が必要) - トレチノイン
→ターンオーバー促進
日常のスキンケアを見直して肝斑を治す
- 紫外線対策は毎日マスト(室内でも)
- 肌をこすらないやさしいクレンジング・洗顔
- 保湿をしっかりして肌バリアを整える
【体験談】スキンケア×内服×外用で3ヶ月で改善した40代女性

40代女性・会社員。頬に左右対称の褐色の色素斑が現れ、肝斑と診断。「肝斑を治したい」という思いから、スキンケア・内服薬・外用薬のように多角的アプローチを行いました。40代女性のケースでは、
スキンケアの見直し
日焼け止めを毎日使用し、肌に摩擦を与えない優しいクレンジングへ変更。→2ヶ月後、赤みや炎症が軽減。
内服療法
日焼け止めを毎日使用し、肌に摩擦を与えない優しいクレンジングへ変更。→2ヶ月後、赤みや炎症が軽減。
外用療法
トラネキサム酸を1日2回服用(8週間)→4週間で薄くなり、8週間後には明らかな色調改善。
外用療法
夜間にハイドロキノン4%を塗布。
→12週間で目に見えるトーンアップを実感。
3ヶ月の継続で、肝斑が目に見えて薄くなり、肌のトーンも明るくなりました。「何が効いたのか分からないくらい全部がよかった」との声もあり、肝斑を治すには複合的な取り組みが効果的だということがわかります。
肝斑を治すために必要なこと|まとめ
肝斑は、さまざまな原因が絡む“治りにくいシミ”
「肝斑というのは、ホルモンバランスや紫外線、摩擦、そしてストレスなど、いくつの要因が絡み合って起こる、とても複雑な色素沈着です。だからこそ「難治性のシミ」とも呼ばれているんですね。
しかも、肝斑は治療法を間違えてしまうと、かえって悪化してしまうことも。レーザーを安易に当てたり、刺激の強いスキンケアを続けてしまったりすると、メラニンが余計に活性化してしまうこともあるんです。だからこそ、大切なのは“正しい診断”と“慎重な治療”。
肝斑治療は“刺激しない、擦らない、やさしく扱う”が基本です
私たち美容薬剤師の視点からおすすめしたいのは、「スキンケア」「内服薬」「外用薬」といった複数の方法を組み合わせる“多角的アプローチ”。これこそが、肝斑の改善にもっとも効果的だと感じています。
そして忘れてはいけないのが、治療が終わったあとも、紫外線対策や肌への摩擦をできるだけ減らす習慣を続けていくこと。それが再発の予防につながるんです。
「今ある肝斑をなんとかしたい」「繰り返したくない」そう感じている方にこそ、まずはご自身の肌と丁寧に向き合って、やさしいケアから一歩ずつ始めてみてほしいなと思います。焦らず、無理せず。肌も心も、ゆっくりと整えていきましょう。
美容薬局®︎オンラインで気軽に始められる「肝斑ケア」

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- ご自宅へお届け&服用方法も丁寧にご案内
- 美容薬剤師がスキンケアや生活習慣についてもやさしくサポート
- 周囲の目を気にせず、自分のペースで治療を継続できます
- 他人の目を気にせず、自分のペースで続けられるプライバシーへの配慮も◎
肝斑は「正しく・やさしく・長く付き合うこと」が改善のカギ。
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監修:美容薬剤師 吉竹麻由子